このたびマイクから紹介のあった
新しいオーラソーマ・リニューアルコースのご紹介をします。
このコースのタイトルとなっている英語の「シンセシス」には統合という意味があります。
本来は、オーラソーマシステムを学ぶためのコース(レベル1、2、3)は、6日間連続で行われるものとしてはじまりましたが、今日の日本では諸事情から多くのコースが週末2回や3回に分けて教えられていたり、極端な場合は週に1回という形で行われる現状にあります。
オーラソーマAS I ACTの学長であるマイク・ブースさんと、そのような日本の現状について話しているなかで、
オーラソーマの学びを頭だけの知識や感情レベルでの理解を超えて、
さらに深いレベルで理解を統合し、
オーラソーマの体験を新たな次元に開く可能性をサポートするために、「オーラソーマシンセシス」というコースを教えたらどうかというマイクさんの提案からこのコースが生まれました。
イギリスのデヴ・オーラでは、すべてのベーシックコースは6日間連続で行われます。
その連続した体験のなかで、たくさんの深い変容のプロセスが起こります。
アリストテレスの「全体は部分の総和にあらず」という言葉がありますが「全体は部分の単なる総和ではない」とも解釈できます。このシンセシスのコースは、オーラソーマとはなにかという全体を深く理解する助けになります。
このコースでは、オーラソーマで今まで学んだ知識の統合、
例えば普遍的言語である色と数字の統合や、
「3スター」や「3つの器」といった
オーラソーマの新しい情報の統合などを、情報レベルだけではなく
体験的な理解へともたらすために自己変容のツールとして使えるようにサポートします。
今までオーラソーマを学んできた方々が、
さらに理解を進め、体験を深め、オーラソーマ全体に触れる機会を提供します。
プラクティショナーやティーチャー、
すでにオーラソーマを分かちあっている方たちにとっては、
自分の理解と体験こそがクライアントや生徒が自らのなかでつながれる理解に反映しています。
私たちは、今までオーラソーマを通して、
たくさんの叡智に出会ってきました。
「自分を愛する」「ありのままの自分を受け入れる」「ジャッジをしない」「手放す」……こういったことの大切さを私たちはすでに知っていても、どこかでそれは実際には「難しい」と思いがちです。
なぜなら、それが「しなければいけないこと」として頭のなかにあるからです。
愛はすべての人の内側にあり、その愛を感じるとき、
自分自身を愛することが自然に起こります。
そこには私たちが「しなければならないこと」はありません。
外側の世界では、努力でなにかを達成しますが、内面の世界ではその努力をゆるめてくつろぐことで、すでに私たちのなかに存在しているものにつながることが容易です。
私たちはどうして
「ありのままの自分を受け入れること」が難しいのでしょうか?
好きな自分は受け入れられても、
嫌いな自分を受け入れることで感じる痛みを避けたいのはもっともです。
でも、嫌って押しやっても、それは自分のなかにあり、無視しても消えません。
そんなときに「受け入れてみる」ことでどうなるのかは、
自分で体験してみるしかありません。
変容を本当に理解するには、
そういった体験がないと単なる知識でしかすぎないのです。
受け入れるほど愛が育ち、
愛が育つことで受け入れるのが難しいものも受け入れられるようになっていく、
それはまさに私が体験してきたことです。
愛と気づきは、瞑想にとって大切です。
自分のなかで相反する側面を受け入れられるようになると、
気づきが広がり、瞑想が花開いていきます。
オーラソーマシンセシスのなかでは、
瞑想やエクササイズを通して、
今まで学んできた叡智を自分のなかで体験し、
ライトボディを育てる機会を持ちます。
私は30年以上の間、人間に存在するさまざまなレベルにワークをする体験をしてきました。
リバランシング(ボディワーク)やクラニオセイクラル、アレクサンダーテクニークのような身体を通して働きかけるものから、エネルギーレベルに働きかけるサトルボディーヒーリング、さまざまな心理面のセラピーからサイキックリーディング、そして瞑想。
身体や各チャクラのエネルギーが、本来の自然な流れを取り戻すことで、
自分自身が自然なあり方になり、自分が誰であるかの大きな理解が深まっていきます。
こういった経験のすべてを自分の資源として、
そして15年以上マイクさんの通訳を通して、
言葉以上のトランスミッション(伝達)を受け取ってきた今、
このコースをひとつの貢献として、みなさんに分かちあえることを嬉しく感じています。
ぜひ、みなさんと一緒に、新たな理解の扉を開いて行きたいと思います。
黒田こまら